小さい時は人前に出ることが苦手で、「普通の中の普通」でしたが、大学の時にミュージカルに出会い、自分を表現することや、言葉をコミュニケーションのツールとして使うことの面白さを知りました。そのことがきっかけで、旧ソ連の国キルギス共和国で国連ボランティアをしたり、アメリカに留学して演劇教育を学んだりしました。
マイナス20度を超える国で、外に出ると数秒で鼻の穴の中が凍ることを経験したり、明け方のニューイングランド地方の雪道を大きなバンで旅しながら、演劇教育ミュージカルのツアーをしたり、想像もしていなかった面白いことにたくさん出会いました。
何においても、もし「正解はなんですか?」と聞かれたら、私には分かりません。同じことを経験しても、そこから学ぶこと、感じることは、人それぞれ違うからです。ただひとつの「正解」を探すよりも、一人ひとりの違いを一緒に楽しんでいきませんか?
「演劇教育」と聞くと、劇を発表することを思い浮かべるかもしれません。しかしこの科目では、舞台で発表することではなく、「教育においてどのように演劇の要素を使うか」ということを探究します。
具体的には、教育と演劇の関係性、英語学習における演劇、表現教育、応用演劇などについての知識を、理論と実践の両面から身につけていきます。英語・演劇を「勉強する」のではなく、英語・ 演劇を「経験すること」を通して、実生活で使うことのできる語学、表現力、コミュニケーションツールを身につけます。そして、その実践を論理的に説明できるようになることを目的とします。
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