世界の人々が織りなす「交流文化」を社会科学的な視点から検討しています。なかでも、現在は以下の2つの分野に注目しています。
★ 国際政治学・国際関係論 ラテンアメリカやアメリカ合衆国を中心とした国際政治学が専門です。この地域は古くはスペインの、そして20世紀以降はアメリカ合衆国の影響を受けながらも、独自の文化を発展させ、現在ではブラジルを中心にして先進工業国をしのぐ成長が期待されています。大学生のときのある出会いをきっかけにこの地期の研究に取り組むようになりました。
★ ジェンダー論 セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)に対する関心から、女性あるいは男性とはどのように「形成」されるのか、という視点で研究を続けています。最近では、特撮ヒーロー番組に描かれるヒロイン(女性のヒーロー)に注目し、幼児期におけるジェンダー認識形成(どうやって男性・女性という性による社会的役割を意識するようになるか)について考えています。
交流文化1(国際関係入門)では、国際関係理論の基本を理解したうえで、現在の国際関係における諸問題を取り上げ、その原因を探ることを授業のねらいとしています。 交流文化4(南北問題)や交流文化5(国際機構)では、交流文化1で学んだ基本的な考え方を南北の経済格差や国際機構の構造・機能に応用して国際関係の実態を理解することをめざしています。歴史学4(欧米現代史)は、現在の国際関係のベースとなる20世紀以降の欧米の歴史について学びます。
さらにゼミナール(交流文化演習・卒業プロジェクト)では受講生個人の関心をベースに、上記の科目の知見を生かした研究報告を行なっています。
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