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柳 朱燕

柳 朱燕

自己紹介

 大学では理系を専攻しDNAや遺伝子などを勉強する生命科学部を卒業しましたが、言語学の魅力にはまり、留学先の日本では言語学の方に進学し、東北大学大学院で博士号を取りました。人間がどのように言語を習得していくのかに興味を持ち、大人による外国語習得や子供による母語習得など様々な分野で研究を深めてきました。日本語と韓国語は構造的類似性を持つため、習得が簡単と言われていますが、その類似性が言語習得にマイナスで働く場合もあり、母語の日本語に頼ることだけでは上級レベルに達することは難しいです。日本語と韓国語の違いは何なのか、そして、その違いはどこから来たのか、学生の皆さんと研究しながら、少しでも真実を解き明かしていけば、いいなと思います。

担当科目一覧(学部)

  • 基礎演習
  • 交流文化演習1ab
  • 交流文化演習2ab
  • 卒論指導Ⅰ・Ⅱ
  • 地域文化4(韓国・朝鮮)
  • ケーススタディ言語8(韓国・朝鮮語と社会)
  • 言語文化5(第二言語習得論)
  • 韓国・朝鮮語入門
  • 韓国・朝鮮語読解1・2・3
  • 韓国語能力試験対策1・2・3

(担当)主科目の内容

 ゼミでは、韓国・朝鮮語という言語を対象にして行われる様々な研究について学びます。具体的には、韓国・朝鮮語の文法や表現を日本語と比べて相違点や共通点を見つけ出す「日韓対照言語学」、日本人が韓国語を外国語として習うとき又は子どもが母語として韓国語を獲得するときの特徴や過程を探る「第一・第二言語習得研究」、また、韓国語を教える際の効果的な教授法やカリキュラムを提案する「外国語教育研究」などが主なテーマになります。それ以外でも文学作品やSNS・動画共有サービスなどで読み取れる韓国人の言語使用を分析して、その根底にある文化的な要因と結び付けて考察する社会言語学的な研究も扱います。