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二文字屋 脩

二文字屋 脩

自己紹介

「なんで将来役にも立たないことを勉強しないといけないんですか?」と、ある学生に問いかけられたことがあります。人によって応え方は違うでしょうが、その時はこう返しました。「将来のことなんて誰にも分からないのに、何が役に立って何が役に立たないのかをなんで今から判断できるの?」と。
皆さんがいま大学で学んでいることが、皆さんの将来にどう役に立つのか、私には正直わかりません。ただ、いまの皆さんがしているのは、「点」を獲得する作業です。そしてその点たちはいつか、線になり、面になって、皆さんの将来をより豊かなものにしていきます。もちろん、点のままで放置されるものもあるでしょう。でも、点がないと線にも面にもなりません。それに、ずっと点のままだったものが、ふとした出会いをきっかけに線になって面になることもあります。だから何事にも臆せず、たくさんの点を作って欲しいと思います。そんな皆さんの学びを、僕は全力でサポートします。

担当科目一覧(学部)

  • 交流文化9(文化人類学)
  • フィールドワーク論
  • フィールドスタディ交流1(歴史と文化)
  • 地域文化2(東南アジア)
  • 歴史学3(アジア史)
  • キャリアデザイン(交流文化)
  • 基礎演習
  • 交流文化演習1a・1b(ゼミナール2年生)
  • 交流文化演習2a・2b(ゼミナール3年生)
  • 卒業プロジェクトa・b(ゼミナール4年生)
  • 交流文化概論
  • キャリアデザイン

担当科目一覧(大学院)

  • 社会人類学演習
  • 社会人類学特講

(担当)主科目の内容

  • 交流文化9(文化人類学)

「人間とは何か」という壮大な問いに答えようとするスリリングな学問が「文化人類学(あるいは社会人類学)」です。本科目では、身近なトピック(家族、結婚、宗教など)を取り上げながら、私たちとは異なる文化的背景を生きる他者を通して異文化理解を深めるとともに、他者理解を通して自文化理解を深めます。

ゼミの卒業論文テーマ例

  • なぜ、昆虫を口に入れる行為はハードルが高いのか?
  • 効率化社会における芸術作品の価値——ライブから考える現代版「アウラ」とは
  • 推し活から見た純粋贈与に関する考察——現代日本社会にある個人化を背景に
  • なぜ人は熱狂するのか——「蕩尽」概念を手掛かりとして
  • ペットショップは犬を幸せにするためにあるのか——動物福祉の観点から生体販売を考える
  • グローバル・スタンダードとローカル・スタンダードの邂逅についての一考察——女人禁制と女性差別、二項対立がもたらす弊害