東京生まれ千葉育ち。大学教員になってからは東京暮らしが中心で、東海3県は三重県鈴鹿市と合わせて2回目です。小学校から中学の途中までは野球、そこから大学まで陸上競技をやっていました。趣味は旅行と料理、Formula 1(自動車レース)、そしてビールです。妻と娘、息子、猫の5人家族です。
「観光学」との出会いは… 一浪で迎えた2回目の大学入試。本命の「法学部」の前に練習として適当に選んで受験した観光の学科。結局そこに入学することになり、イヤイヤ、ダラダラ過ごしていたら、だんだんと観光の魅力に惹かれ、ゼミの先生の勧めもあって大学院でも学び、いまはそれを教える仕事をしています。
「観光学」は、「働く時間=労働」と反対の「自由な時間=余暇(レジャー)」を対象にしているのが特徴であり、学ぶ楽しさのポイントです。私自身は研究者として観光の研究を楽しみたいですし、教育ではその楽しさを伝えたいです。そして、学生の皆さんには、ぜひ学びプロセスも同時に楽しんでいただきたいです。
観光は、私たちの時代において、もはやまったく何の関わりも興味関心もない人はいないと思われるほど身近な存在であり、誰もが望む活動になっています。そして、観光をめぐるビジネスやサービスは、これまでの旅行会社や航空会社、ホテルなどを中心としたものから、インターネット予約やSNS(ソーシャルメディア)など、情報通信技術(ICT)の発展を背景にその範囲を大きく広げています。この科目は、そのような現代的な社会現象としての観光とリゾート、コンベンション、地域振興、国際交流などを対象に、理論や歴史、背景、環境、関連法規、諸課題の基礎的な理解を目的にしています。また、観光においても持続可能な開発や環境保護などSDGsが注目され、労働者など観光に関わりを持つ人びとにあいだではダイバーシティとインクルージョンが重視されていることを踏まえ、その現状と課題を理解します。さらに、観光に関する社会環境として、有給休暇制度、インバウンド、円安・物価安などについても、その影響について考えます。観光を学び始める最初の一歩を確実に踏み出していくことを目指します。
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