「人に思いを伝える」ということを大切にしています。どんな仕事も誰かに何かを伝える気持ちが込められていなければ、半人前だと思いませんか。私の仕事は、ひとつは研究を通じ観光に携わるさまざまな人のお役に立つことです。そしてもうひとつは、教壇に立ち、学生のみなさんに研究や実務経験を通じて得た知識、社会人としての心得をお教えすることです。いずれも思いを伝えることにほかなりません。
しかし、思い通りに「思いが届く」ことは多くありません。じつは、観光に携わる仕事の多くは「いかに思いを伝えるか」ということにどれだけ向き合えるか、だと考えています。観光に携わるかどうかは別としても、みなさんを半人前以上にして社会に送り出せるよう、思いを伝える“術”を伝授して差し上げます。よろしくお願いします。
ご存じですか。なんと今や世界中の10人に1人が、何らかの観光関連産業に就いているのです。「観光産業4(観光産業論)」では、そんな一大産業である観光のさまざまな産業にフォーカスします。たとえば、航空業、宿泊業、鉄道・バス事業、旅行業などが代表的なものです。それぞれの誕生から今日までの歴史的背景、その産業の抱える問題や今後の課題、最新のニューストピックスなどにも触れ、広く浅くではありますが学びます。まじめに受講すれば、ちょっとした“業界通”には間違いなくなれるでしょう。
「ケーススタディ観光1(国内ツアープランニング)」では、観光地(地理・施設・食・みやげ等)のことを基礎知識として身につけたうえで、自分なりの旅行プランを組み立てます。残念ながら百戦錬磨のプロに匹敵するようなプランは、簡単には作れません。しかし、企画完成までのプロセス、着眼点、熱意など、ツアーに限らずプランニングにおいて大切なことは何かを感じられるはずです。社会に出て必要となるプランニングのスキルを身につけてみませんか。
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